(特色)古刀全般用として調合されています。
地艶の状態をそのままに色を深め、地肌を沈めず、しっとりした潤いがあります。
拭いを幾度差してもばさけることはなく、自然な気品が感じられます。
(使用法)原液をそのまま刀身に滴下し、巻綿にて適度の加圧摩擦を繰り返します。
備前物等、映りのある刀は予め地艶で肌を抑え、拭いは普段より少々多めにして用います。
いずれの場合も最終的には空拭いの為に、軽く拭き取って拭いを刀身に僅かに残します。
空拭いは新しい巻綿で少々強く押え均等に摩擦して短時間に終わらせます。
空拭い以外は摩擦途中で何回か拭いを補充して乾きを防ぎます。
拭いの量は巻綿が充分拭いを保ち、刀身が拭いの色で薄い膜を作る程度にすると、全体に満足な色合いの濃さが得られます。
SJK拭いはいずれも適当な研磨粒度に配合してありそのままの使用が基本ですが、
刀の地鉄に応じてさらにろ紙(吉野紙)一枚を透かせば、粒度が細かくなり一層の深みが加わります。
粘度が濃い場合は下記の油で薄めてください。
SJK拭い専用の補充用油。
http://www.namikawa-ltd.co.jp/product/80